お知らせ
不用品の回収後の流れを知ろう!
2020.09.04
特定家庭用機器4品目について
2001年からゴミの減量や資源有効利用を大事にする意識が高まり、廃棄物のリサイクル推進で家電リサイクル法が施行されています。この法律で、エアコン・テレビ・冷蔵庫、洗濯機、これらの4品目は特定家庭用機器として指定されることになったのは知っていますか?この法律の規定によって、現在、小売業者は排出者から引取り・製造業者への引渡しが義務化され、製造業者は引取りとリサイクルの役割を担い、リサイクル推進が義務になっています。
エアコン
エアコンは、収集された後に家電リサイクルプラントへ搬送されます。家電リサイクル法の対象は、ウインド型とセパレート型のエアコンが指定されており、現在、引き取られたエアコンは、冷媒フロンの回収と処理後に、総重量の約80%以上がリサイクルされています。
テレビ
テレビは、収集された後に家電リサイクルプラントへ搬送されます。ブラウン管は分割・破砕・乾式洗浄されガラスとして再利用され、基板は専用処理施設でリサイクル処理され、キャビネットは破砕機にかけられてプラスチック原料として再利用されます。
冷蔵庫
冷蔵庫は、収集された後に家電リサイクルプラントへ搬送されます。初めにプラスチック部分とドアパッキンのゴム部分が取り外され、その後、冷媒回収機で冷媒フロンを回収し、専門処理施設で処理されます。冷媒フロンを回収後は、コンプレッサーを取り外して切断し中のモーターが取り外されます。
洗濯機
洗濯機は、収集された後に家電リサイクルプラントへ搬送されます。破砕機やリサイクルされる金属錆防止で、しっかり塩水は抜かれて、最後に本体から洗濯槽を取り外して処分されます。
小型電子機器のリサイクルについて
リサイクルの現状
パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、ゲーム機、時計、炊飯器、ドライヤー、電子レンジ、扇風機などの小型家電には、鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタルなど有用金属が色々含まれています。なので、いずれのアイテムもリサイクル可能な貴重な資源となっています。2013年に小型家電リサイクル法が施行されたことで、家電量販店や市区町村が小型電子機器を回収し、適正なリサイクルが促進されるようになっています。
パソコンの情報漏洩
回収されたパソコンは、基板やCPUなどに含まれる金・銀・銅・レアメタルなど、細かく分別されてリサイクルに回されます。このような、情報通信機器のリサイクルに関しては、個人情報データの漏洩が懸念されますよね。しかし、小型家電リサイクル法に従って、国認定の厳重な情報漏洩対策で確認が行われています。また、市区町村に関しては、情報漏洩対策が取れる地域限定での取り扱いとなっており、万全の対策が取られています。